一生懸命取り組んでいるのに癒されない時は

こんにちは、心理療法家&講師のふるたてひろこです。

インナーチャイルドの癒しが進まないと感じる時、

 

そこには何通りかの理由が考えられます。

ひとつは、癒しに取り組むことに恐れが強くて、実際に取り組むことを避けている時。

これはまあ、ある意味進まなくて当たり前ですね。

やっていないのですから。

癒しに取り組むタイミングは一人それぞれ。

自分で決めていいわけですから、今はいいやと思うのも自由です。

 

もうひとつは、方法が間違っている時。

これについては追々書いてゆきます。

 

更にもうひとつは、一生懸命頑張り過ぎといる時。

今日はこれについては書いてみたいと思います。

 

真面目で責任感の強い人は、何に対しても一生懸命に取り組む性質を持っています。

 

真面目で責任感が強いというのは、良い結果をもたらすことも多いのですが、

 

やはり何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、という言葉があるように、

 

真面目に頑張りすぎるとの弊害があります。

 

真面目に頑張りすぎて生きてきた人が、疲弊感や生きづらさを感じて、

 

インナーチャイルドの癒しにたどり着いた時。

 

ここでもいつもの癖が出て、真面目に一生懸命インナーチャイルドを癒そうとしてしまうことは当然といえば当然のことですが、

 

実はここが落とし穴。

 

真面目に一生懸命やり過ぎることで疲弊したのに、

 

癒しも真面目に一生懸命取り組んでしまう。

 

一生懸命過ぎて力が入り、

「早く癒さなければならない」

「完璧に癒さなければならない」

 

となってゆくわけです。

 

が、これって、更に緊張が強まっていますよね。

 

「癒し」って、とても簡単に言ってしまうなら、

 

「安心してほっとする」

 

ことだと思うんです。

 

ほっとしたら、緩みますよね?

 

だから、

「癒さなければならない」

ってなってたら、

緩むとは反対側に向かっているので、

 

そのままでは逆効果。

 

ちょっと一息ついて、ゆっくり行こう、という気持ちになることが大切です。

 

私はセラピーセッションでも講座でも、そのことに自然に気づいて、そうなることを促進することを意識しています。

 

力の入っていた自分に気づいて、ふと笑ってしまうような、そんなセラピーや講座がいいなあ、と思っています。

今までも「ユーモア」を大切にしてきましたが、今後一層、そんなことが伝わるようにしてゆきたいと思っています。

 

今日も最後までお読みくださってありがとうございました。