インナーチャイルドセラピーとは

 

インナーチャイルドとは?

 

生まれたときの自分、ありのままの自分であり、自己の中核をなすものです。
それは、自然な感情、ユーモアの感覚、創造性、遊び心や好奇心、本能、感受性、官能性といった、右脳を中心とした内的感覚です。

 

また、私たちの過去の体験とそこに結びついた感情や感覚を擬人化した表現でもあります。

内なる子供と呼ばれることもあります。

 

私たちは何かを体験したとき、必ずそこに感覚や感情を感じます。

それらはひとたび十分に感じられてしまえば、自然と消えてゆくエネルギーで、残ることはありません。

 

しかし、何らかの理由で、たいがいはそれが耐え難い感覚や感情だった場合に、その感覚や感情が十分に感じられることなく、途中で抑えられたりすると、その感覚・感情は消えずにそのまま私たちの中に残り続けます。

 

それらは例え記憶から葬り去られたとしても、私たちの内的感覚として存在し続け、望まない現実を創ります。

 

残ったそれらは、ことあるごとに外に出る機会をうかがい、次第に私たちをそれをコントロールすることがで出来なくなります。

 

このインナーチャイルドが影響して、私たちの人生で繰り返される望まないパターンや生きづらさ・困難が生じることがあります。

 

インナーチャイルドはどのように傷づく?

 

重大な事件によるトラウマはもちろんですが、そういった明らかな出来事がない場合でもインナーチャイルドは傷づくことがあります。

 

もっとありふれた日常の中で、繰り返されていた情景や場面などからもインナーチャイルドは様々なメッセージを受け取り、傷づくことがあります。

・愛されていない自分

・必要とされていない自分

・ありのままであってはいけない自分

・自由に生きてはいけない自分・・・etc.

様々に自分を制限する思い込みは、0~8歳までの幼少期に作られることは珍しくありません。

 

インナーチャイルドセラピーとは?

 

人生で繰り返される望まないパターンや生きづらさ・困難を解消するためのアプローチです。

インナーチャイルドに象徴される感覚や感情を最初に体験した場面を追体験し、その感覚や感情を解放してゆくこと、またインナーチャイルドと対話することによって、傷ついたインナーチャイルドを癒してゆきます。

 

インナーチャイルドが、十分に愛されていると感じるとき、私たちは過去のその出来事から解放され、とらわれのない状態に戻ることが出来ます。

 

インナーチャイルドが愛されていると感じるためには、私たちが自分自身の感情を知り、向き合い、対話し、受け入れてゆくことが必要です。

そしてそこに至るまでの様々な癒しのアプローチがインナーチャイルドセラピーなのです。