インナーチャイルドが癒されるとどうなるの?

内なる子供を癒して、とらわれの人生からの脱出!インナーチャイルド心理セラピスト ふるたてひろこ です。

インナーチャイルドが癒されるとどうなるのですか?

というご質問を頂きましたので、お答えします。

順を追ってご説明しますね。

まず、インナーチャイルドというのは、

私たちの中核をなす内的感覚を擬人化したもののことです。

内なる子供、と呼ばれることもあるくらいですから、私たちがただ純粋で無邪気だった頃の、ありのままに近い自分でもあります。

このインナーチャイルドは、創造性に溢れ、とてもパワフルである一方で、その純粋さからとても繊細で傷つきやすい面も持ち合わせています。

そのため、しばしば、「傷つく」という体験をします。

この「インナーチャイルドが傷ついている」状態だと、

普段は何事もなかったかのように過ごしていても、

その傷が出来たのと似たような場面にさしかかると、急に傷が疼き、痛みを覚えます。

これはまるで「化学反応」のように、

急にわき起こり止めようのない強い感情として現れることもしばしばです。

またこの傷の痛みを出来るだけ感じないようにするために、

通常私たちはインナーチャイルドの存在をなかったもののように扱おうとします。

これはインナーチャイルドという私たちの一部と、私たちとが分離(仲違い)している状態です。

インナーチャイルが癒されるというのは、

私たちがインナーチャイルドの存在を思い出し、

確かにそこにいて、そう感じているのだということを認めることで、

インナーチャイルドとの分離が統合され、仲直りが出来た状態のことです。

そうすると、

それまで「化学反応」のような強い反応が起きていた場面で、その反応が怒らなくなり、それまで感じていた不快な感情が完全に消えてゆきます。

完全に癒された状態になれば、

それまでそのような場面でどんな感情を感じていたのかさえも、よくわからない、という感覚になることでしょう。

こうして私たちは、

インナーチャイルドの癒しとともに、繰り返してきた、望まないお決まりのパターンから抜け出ることが出来るのです。