親との間に何の問題もありません

こんにちは。内なる子供を癒して、とらわれの人生からの脱出!
インナーチャイルド心理セラピストのふるたてひろこです。

先日、心理セラピー講座の中でこんなことがありました。
前回の講座の後にインナーチャイルドカードセラピーを受けられた方がこうおっしゃるのです。

「あの時、最後のカードで、お母さんとの間に課題があるとおっしゃいましたよね?私か何もない、思い当たらない、と言ったら、いや、絶対ある、と。」

はあ、そうでしたかね(笑)
私のセラピーでは、
普段そういう言い方は基本しないので、

心理講座受講中の方ということでそこまで言ったのだと思います(;^ω^)

セラピーのときは
私の意識もすごく集中状態にあるので、
すべてを克明には覚えていないんですが、
断片を示して頂ければ記憶が蘇ります。

「ええ、何も覚えはないです、と言う私に、きっとあるから、なければこのカードも出ないし、何よりあなたの今の悩みはないはずだから、と言われ、それで、何もないけどな、と思いながら年末帰省したら、あった!ってことに気づいてしまったんです。あった!昔から感じていたけど、なかったことにしていた感情。気づいてしまいました!でも、それをどうしたらいいかはわからないんですが、とにかく大きな発見で、あの時インナーチャイルドカードセラピー受けて良かったです。」

これね、「抑圧」と言います。
受け入れたくない現実や
見たくないものを意識の外に追いやる作用です。

で、抑圧にも程度があって。
例えて言うなら
見たくないものを、
とりあえず押し入れの奥に突っ込んで見えなくしました、というレベルのもの。

これ、押し入れの奥に突っ込んだことは何となく覚えています。
ただ、何を突っ込んだのかは
時間が経つてもうわからない。

開けたら何が出てくるか?
と思ったら、
もう怖くて開けられません、みたいな状態。

だから、逆に言えば、
自分が何らかの動機で「勇気を出して開けよう」と思ったら開けられるんですね。

一方、もっと重度の抑圧があります。
これは、例えて言うなら、
押し入れに入れたくらいでは足りないほど見たくないと自分が思ったもので、
もうどこか遠くのトランクルームに放り込みました、な状態です。
これを「分離」と言います。

こうすると
日常の中ではもう
絶対に目にしないで済みます。

なので、自分でも、
ものすごく気づきにくいです。
というか、気づけるわけないじゃん?
みたい感じ(笑)
だって遠くのトランクルームなんだもん!

でも、鍵だけ持ってる。
で、たまにその鍵を見つけては思うわけです。

「あれ?この鍵なんだっけ?」

でも思い出せない。

ま、いいか。
自分の鍵じゃないかもしれない。
どこかからたまたま紛れこんだのかも。
そしてまた忘れる。

でもまたしばらくして、見つける。
「あれ?この鍵なんだっけ?」
以下同文(笑)

でも、そんなことを繰り返すうちに、トランクルームに辿り着く日が来るのです。

うお~、こんなところに、こんなもの隠してあった!!!
と驚くことになります。

私も以前、
自分の中の分離を発見したとき、
それはそれはビックリしました。
ほぉ~、これがあの分離というやつですか~?
見事にわかりにくい!
と感心したものです。

今回の受講生様に話を戻すと、

私のインナーチャイルドカードセラピーでしたことは、

「ここにトランクルームの鍵をがありますよ。」
ということをお伝えしたわけなんです。

「いえ、これ、私の鍵じゃありません。」
とおっしゃるその方に

「いいえ、あなたのだから、今ここにあるんですよ。」
とお伝えしただけなのです。

このことによって、

そうか、
やっぱりこれ、
気のせいじゃなくて私の鍵なのか?

と薄ぼんやりと思い始めたときに
たまたまトランクルームの前を通りかかり(ホントはたまたまじゃないんだけど)、

あれ?
もしかして?
試しに手の中にあったその謎の鍵を差し込んでみると……

開いた!!!

ってことが起こります。

開けてビックリ玉手箱、
じゃないですが、
たとえ何が出てきたとしても、

まずはそこがスタートラインですから、
おめでとう、なのです。

最後までお読みくださりありがとうございます。