インナーチャイルドを癒すとどんないいことがあるの?
内なる子供を癒して、とらわれの人生からの脱出!
インナーチャイルド心理セラピストのふるたてひろこです。
「インナーチャイルドを癒す」ってよく聞くけれど、いったいそうするとどんないいことがあるの?と思った ことはありませんか?
それは「インナーチャイルドが癒されていない」と どんな困ったことがあるのか?を 考えてみると 答えが 分かるでしょう。
インナーチャイルドは私達の幼少期の体験とそれに紐づく感情 の記憶を まとめて 擬人化したものです。
小さい頃になんらかの体験によって心が傷ついたという状態を私たちは抱えることがあります。
これは誰の日常にも日々起きていたことで何も珍しいことではありません。
たとえば、 4歳のA子ちゃんが、 お母さんに 話を聞いて欲しくて 駆け寄ったとします。
でもお母さんはその日たまたまものすごく仕事で疲れていてぐったりしていました。
早く座って一休みしたい 、そう思っていた矢先に 娘が駆け寄ってきました。
その瞬間、お母さんは 思わず 煩わしそうな顔を押して「ちょっとそこで静かにしていてちょうだい。」と 言ってしまいました。
どうでしょう日常の何気ない 一場面 です。
けれどこの時A子ちゃんの心は 傷つきました。
なぜか?
自分が拒絶されたと感じたからです。
本当はお母さんはA子ちゃんを拒絶したわけではありません。
本当に疲れていて、ちょっと30分でいいから先に休みたかった 。
その後でA子ちゃんの話を聞いてあげるつもりだった。
つまりタイミングが少し悪かったた、だそれだけの話です。そう、たまたま。
けれど子供はそういう風には考えません。
たまたま、という概念を理解しないのです。
小さな子供は自分を中心に世界を見ています。
こんな場面を 思い浮かべてください。
部屋で積み木遊びをしているとき、
高く積み上げた積み木を崩してしまった。
その瞬間、外で雷が落ちた 音がした。
こんな場面を思うとき、
大人の私たちは 容易に理解します。
積み木を崩したことと雷が鳴ったことの間には何の因果関係もないということを。
けれど、小さな子供は こう考えるのです。
自分が積み木を崩したから雷が落ちたのだ、と。
そんな子供の世界観からすると、
疲れ切ったお母さんから「 ちょっとあっちへ行っていて」 と言われた時、 そのことと自分との間には何の関係もなく、たまたまなんだ、ということが理解できません。
お母さんは 自分を嫌いだから。
自分が悪い子だから。
自分は人に迷惑をかけるから。
などなど、というように 起きた物事を 自分を中心に解釈してしまうのです。
すると困ったことに、これが自分の思い込みとなって行きます。
そしてそれはお母さんに対してだけでなく、外の世界に出て行った後も人間関係の基本パターンとして 作用し続けます。
人から拒絶されるのが怖い
自分は人から嫌われているような気がする
自分が何かすると人に迷惑をかけてしまう気がする
うっすらと、でも心の奥底にしっかりと インプットされたそれらの思いは、 私たちの人生を制限して行くのです。
インナーチャイルドを癒すことで、これらの制限から自分を解き放つことができます。
インナーチャイルドセラピーの意義はそこにあります。
今た日も最後までお読みくださってありがとうございました。