人から嫌われることがどうしてそんなの怖いのか?その3
内なる子供を癒して、とらわれの人生からの脱出!インナーチャイルド心理セラピストの ふるたてひろこ です。
この記事は、こちらの記事 の続きです。
さて、その2の最後にこう書きました。
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自由に生きられない程の強い恐怖は、
前述したようなメカニズムで
インナーチャイルドの記憶となっている可能性が高いのです。
それでは私たちは、この「怖れ」にどのように対処してゆけばよいのでしょうか?
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「人から嫌われること」に対する強烈な恐怖心が、
インナーチャイルドの記憶によるものたとしたら。
それへの対処法としては、
インナーチャイルドの恐怖心を和らげるこが不可欠です。
といっても、過去の恐怖をどうしたら和らげることが出来るのでしょうか?
ここにはいくつかの心理両方的なアプローチが必要です。
簡単に説明します。
人間の感覚・感情は、目には見えないエネルギーのようなものです。
エネルギーというのは発散されることで消えてゆきます。
人間の感覚・感情も、
この原理に従えば、発散すれば消える、ということになります。
感覚や感情を発散するには、
それを止めたり、遮ったりせずに、とことん感じ切ればよいのです。
ところが、
私たちは時として、感じかけた感覚や感情を、
最後まで感じないで、止めたり、遮ったりすることがあります。
それが、あまりにも不快で、
辛い感覚・感情であった場合に、
しばしばそれは起こります。
そうすると、その感覚・感情は、
そのまま冷凍保存されるかのように、
私たちの心に体に残ります。
インナーチャイルドの記憶、というのは
私たちの心と体に刻まれます。
つまり、
「人から嫌われることが怖い」
という感覚は、
遠い昔、
まだ親の庇護の下でしか生きられなかった小さな私たちが、
「親から嫌われた」
「親から愛されていない」
と感じる出来事を経験したときに、
その生命をも脅かす強烈な恐怖に耐えかねて、
恐怖という感覚・感情を感じることを止めて、
冷凍保存してしまった、ということなのです。
その恐怖心が今もなお残り続けていて、
私たちの潜在的な恐怖となっているのです。
インナーチャイルドと対話をすることは、
このような恐怖を溶かしてゆくひとつのきっかけとなります。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。